<GOODTIMES訪問>
近江高島駅に集合。僕を含め、6名の参加者が集合した。偶然にも福井で出会ったS君との再会も。最初の目的地は、程近いGOODTIMESさんの改修中の古民家を目指す。
駐車場から歩く中、昔ながらの建物が残る路地の中を歩く。道の中央に水路が走る少し変わった構造。昔はその水を使って、野菜や食器などを洗っていたらしい。
そして到着した一軒のお家。中に入るとまさしくDIYの途中といったところ。学生さんにいくつか間取りの案を出してもらい、その中から組み合わせて、オフィス兼・GOODTIMESのツアー参加者を対象とした宿として、造っている真っ最中だ。
GOODTIMESは、カヌーやSUPなどのウォーターアクティビティーやトレッキング、スノーアクティビティーがメイン。地域の生活に近いこの家で滞在しながら、自然に親しむことができる環境はとても良い。
<メタセコイアへ>
畦道を通ったりしつつ、車へ戻り移動。途中、天気がいいから!と、立ち寄った湖岸は、まだ知られていないけれど、地域の人にとっても憩いの場になっているそう。
穏やかな晴れ間の中、水切りをしたり、琵琶湖をバックに記念撮影したり。少し日が傾いてきたところで、メタセコイアの並木道へ出発。
元々はそこまで有名ではなかったものの、インスタ映えする…という評判から、一気に観光客が増えたというメタセコイアの並木道。実は僕もこの日の日中、少し寄り道して青空の中を少しだけ眺めてきたのだ。
着いた時にはかなり薄暗くなっていたけれど、そんな中でも散歩している人は多く、中にはランニングしている人も。往復すると5キロほどあるようで、ちょうどいいランニングコースにもなっているようだ。
<志我の里に泊まる>
そして今日の懇親会の会場でもあり、お宿でもある志我の里に到着。宿主不在の中、みんなで手分けしてたこ焼きパーティーの準備。
僕は、薪で炊くボイラーのお湯を沸かすのが気になり、一緒にやることに。
火おこしで一番重要な着火を担当させてもらう。よく乾いている薪は着火が簡単で、容易く着火することができた。
オーナーの池田さんも帰ってきて、いよいよたこ焼きパーティースタート。
志我の里は、元々林だった土地に、ほかの場所から古民家を移築してリフォームしたところ。本業は薪ストーブ屋さんなので、薪ストーブの展示場も兼ねているのだとか。
なるべくその場で循環できるような暮らしを実現していて、ガスは使わず薪でお湯を焚くのも、時間は掛かるがそんな時間も大切にしていきたいという思いもあるとか。現代社会では贅沢な生活かもしれないけれど、自然に優しくてコストも少なく人生も豊かになる。こんな暮らしを目指していきたいなと思う。
メラメラと燃える薪ストーブを眺めつつ、やっぱり僕ら古民家宿・ホニャラノイエにも薪ストーブを入れたいなあと、思う一夜だった。
<スズノイエ&wacca>
変わって翌朝。雨がザーっと降ったり止んだりしているが、外は明るい。高島時雨と言うそうで、この季節・この地域でよくみられる現象なのだとか。福井から来た佐藤君が、北陸の常にどんよりしたような気候じゃないのが良いね。と言っていた。
途中で九州からインターンシップで来ている大学生&高島の農家で生まれ育った元芸大生が合流。
生水(しょうず)の里として、一時期は観光地化に振りかけたものの、見直して地域の宝として維持していくことになったという、針生地区へ向かう。
家の中も風が吹き抜けるほどの強風・比良颪。冷たい空気も相まって、一気に体感温度が下がる。
家の中をまずは見学。開けた田園風景を望むことができ、家の奥には昔、野菜を洗っていただろう、水場が家の中に。なんと直接外の水路に繋がっているのだ。
スズノイエは、古民家カフェとして開業すべくDIY中。オーナーの鈴木ご夫妻は、地域の人にも使ってもらえるような場所にしたいという思いがあるそうな。
ホニャラノイエも似たような名前で、親近感を感じる。
少し車で移動して、コワーキングスペース・waccaへ。
元々は納屋だったという建物が、元の姿を想像できないほどの広々とした快適空間に。
大きい窓をバックにスクリーンを出すこともでき、映画の上映会などもできるみたいだ。
来訪者がどこから訪れたのかをシールで貼っていく地図があり、高島市内各所を中心に、県内から訪れる人が多いよう。僕も貼って岐阜県からの来訪者第一号になった。
waccaの由来は、人と人の繋がり=輪 をイメージして命名したそうな。
<終わり>
昼ご飯は少し車で移動したところの、「いき生き水文化・かばた館」へ。老舗の食事処だ。入り口付近にはたくさんの干し柿が吊るされ、通された席は囲炉裏を囲むグループ向けの団体席だ。「しょいめし」という醤油の炊き込みご飯が名物で、それと組み合わせた定食メニューが豊富。名物の「とんちゃん」は、最初聞いた時は豚のホルモン焼きをイメージしたが、実際は味付けかしわを焼いたもの。(なぜ、とんちゃんなんだろう)昨日のタコパでも食べたので、少し迷いつつも、「とんとん定食」を頼む。こちらは鳥ではなく、豚のカツだ(いわゆるトンカツ?)
手作りの総菜たっぷりの定食をいただき、二日間の締めくくりとなった。
プランを通してわかったこと
・移住者が多く、程よく田舎だが、そこまで不便でもない(スーパーなども多い)
・街に近い便利なエリア、湖岸沿いの琵琶湖を見渡せるエリア、山間地域の過疎エリアと、町の表情は様々。移住者のスキルに応じて、適した場所が見つかりやすい?
プランの感想
・様々な移住者の活動や、視点を見ることができたのが良かった
・高島の山間地域の暮らしがどんな感じなのか?気になる