【1日目】企業訪問
・宮川バネ工業
移住体験ということで、滋賀県へ訪れました。私は、京都在住で滋賀県という場所はさほど遠くないです。きっと、それほど環境も変わらないと思います。しかし来てみると、緑豊かだし空気も気持ちいいです。川も綺麗で・・・そんなことを肌で感じつつ移住体験プランをコーディネートしていただき、色々と案内してもらいました。
まずは「さて移住したはいいが、仕事をどうするか?」というのが大きな壁となるだろうという事で滋賀県の企業さんのお話をお伺いしました。
まずは、宮川バネ工業さんの訪問へ。
一言でいうならば超優良企業でした。世にはブラック企業という言葉がありますが、その逆です。若者雇用促進法に基づく認定制度(雇用状況が優良であると認められる中小企業に対して厚生労働省が認定を行うもの)の “ユースエール認定企業”に選ばれているそうです。3代目社長の宮川さんにそんなお話をお伺いして、工場内を案内してくださいました。板バネを作ってらっしゃる会社さんでした。板バネは、スプリングタイプのバネではなく、電池ケースなんかについている板状のバネのようなものです。工場内も綺麗でもありますが、それより何よりも、この社長についていきたい!というお人柄でした。
「就職するときは、“仕事”で選ぶのではなく“人”で選べ」という有名な言葉がありますが、宮川社長についていきたくなりました。これはお世辞でもなんでもなく、おそらく会ったことのある人ならそう思うに違いないです。そして、この会社は経理を社員にも公開していて社長がいくらもらっているかまでフルオープンにしているそうです。
働きやすい環境でいい人柄に恵まれた場所で、緑豊かで、残業もほぼないし有給も取りやすい・・すべてが整っているように感じました。ここで働けたら幸せで豊かな生活が待っているのではないでしょうか。
こちらは、ピョンコという会社のキャラクターで、“常に白目なのに、可愛い”という不思議な魅力の持ち主です。
続いてはSHIMADAさん。
スタイリッシュでかっこいい外観で中に入るとこんな感じでした。この会社は、ネズミを捉えるための粘着シートを作られています。教えてもらって、ハッと思い出しましたが、過去にテレビ番組「ほこたて(かにクレーンvs.粘着シート回)」にも出られたことがありました。当時興奮してテレビを見ていたことを思い出しました。ここでは、士野次長に工場内を案内してもらいました。普段はパートさんがいっぱいいるようですが、この日訪れた時間にはもうすでに帰られた後だったようで、工場内は機械音に溢れていましたが、人は落ち着いている様子でした。そしてベルトコンベアーに乗せられた粘着シートたちが流れていました。それらが手際よく人の手によって箱詰めされていました。
本の形をした粘着板、業務用の粘着板、さらには殺鼠剤や天然成分で寄せ付けない忌避剤まで。多種多様な品揃えに夢中になりました。
そして移住に関しても教えてくれました。移住予定の地域はどんな感じかというのも調べておく方が良いそうです。まずは賃貸暮らしでその地域に少し住んで様子を見てから、家を買った方が良いのでは?というリアルな移住の話が、とても参考になりました。
その後、
地元の方の食事会に参加させていただきました。この日は琵琶湖の花火大会で、ほとんど人がいないとお伺いしました。普段はもっとたくさんの人がひしめきあっているそうです。毎月ゾロ目の日に開催される【能夢会】という名で開催されるこのお食事会は和気藹々とした雰囲気で、いろいろなお話をお伺いしました。地元の人から移住者の方から・・。こうやって町の人たちが集まってきてみんなでお食事をするのが好きな人も多いはず! 通い続けて楽しくなるのだと思いました。次は、人数がたくさんいるときに訪れてみたいです。みなさん笑顔でお食事していました。
【2日目】
・ファブリカ村 http://fabricamura.com/about/index.html
猛暑日。外に出ているだけで汗が吹き出し体力が奪われます。そんな日に訪れたのは、ファブリカ村という場所。ここは、アトリエでありカフェであり、劇場でもあり、お店でもあります。
色々とお話をお伺いしつつ、中を見せていただきました。
素敵な場所でしょ。子供向けの演劇鑑賞の企画もされていたり、ここにステージがあったり文化的な場所でここにたくさんの人が集まってくることを想像したらワクワクしました。是非、音楽会をこの素敵な場所で拝見したいものです。
織物の古い機械もあり、動かしてもらいました。動画を貼り付けられないのが惜しいのですが、ぜひ現地を訪れて「動かして〜!」と言ってみるのが良いと思います。すごく興奮しました。子供の頃に見たら機械にとてつもない興味を抱いていたと思います。
・お昼ご飯
お昼ご飯はこちらでいただきました。
Café SUGIさん
こちらの店主の方も能登川へ移住してこられた方で、魅力を語っていただきましたが、「いいところですよ〜」と繰り返していました。こちらにきて多くその言葉を聞きますが、「地元をいいところだ」と言えるのは本当にいいですね。ご飯も美味しかったです!
【3日目】
最終日は彦根の商店街を歩きました。あまりいい写真がないのですが、猛暑の中を歩きました。かなり暑かったです。商店街は、かき氷のお店や古本屋、喫茶店など古い町並みから新しい装いのお店までたくさんありました。
彦根の街を抜けて、最後に訪れた企業は、「いろあわせ」さんです。今回この移住プログラムのコースをコーディネートしてくれた会社さんです。オフィスは古民家で、広々としていてしっかりエアコンも効いていて居心地のいい場所でした。そこで北川社長にお話を色々とお伺いしました。http://www.iroawase.co.jp/
いろあわせの会社名には、人と人の色を掛け合わせて再発見して、より良い価値を創っていきたいという思いが込められているそうです。ここではいろんな事業をされていました。採用、教育・マーケティング・コミュニティ・・などなど。北川社長は東京で、幾つも同時並行でお仕事を朝方の5時とかまでやって築地で朝ご飯を食べてまたその日の朝に出社していたそうですが・・都会の競争スピードを離れて、のんびりと広い古民家で働くっていうスタイルが素敵でした。
ボードゲームや漫画なんかもたくさん置いてありました。ここで働く人がうらやましくなりました。訪れた企業全てそうですが、「競争」っていうものがあるとは思いますが、そこまでピリピリしていないように感じました。きっとそれが、都会を離れて地方で働く魅力なのかもしれません。私見ではありますが、いろあわせさんは、きっとこれからこの町にどんどんと求められる企業さんになっていくとそんな予感がしました。
【まとめ】
さて、2泊3日に渡って移住体験プログラムで色々な体験をさせてもらいました。人の魅力やここで働くことの豊かさに触れることができました。移住を検討されている方は是非一度訪れてみて欲しいです。私は夏休みがてら訪れましたが、非常に満喫することができましたし、今後移住を考えるときに今回の経験は必ず役立つと思います。