2019年9月7,8日、滋賀移住体験に参加させていただきました。
9/7
いろあわせ・図司さんとお昼に待ち合わせをして、その後色合わせの事務所と彦根の企業二社に案内していただきました。
一社目、創業110年の老舗の豆腐製造会社・棚橋食品様にお連れいただきました。
こちらの会社は、滋賀県を中心に近畿地方・北陸地方・東海地方で展開するスーパー・平和堂に豆腐を卸されていて、そのた多くのお店にも販売をしているとのことです。
従業員は70-80人とのことで、シフト制により早いシフトで朝3時~、遅いシフトで朝9時からの就業とのことです。
パックに真空で詰める充填豆腐は機械になっており、機械がパッケージングまでしてくれますが、普通の豆腐・お揚げなどは、気温などの条件により出来上がりが違ってくるので、人の目で見て製造するとのことです。それには熟練が必要となるとのことです。
充填豆腐製造工程
検品後出荷
二社目は、滋賀県初の宅配クリーニングの企業・ヨシハラクリーニング様にお邪魔しました。もともとは普通のクリーニング屋さんでしたが、現在の二代目の社長が事業を継ぐにあたり、IT企業の出身ということもあり、E commerceの宅配クリーニング業として企業を変身させたとのことです。
服の種類により料金を細分化していくのではなく、一律何枚いくらというシンプルな料金体系としており、とても便利そうだなと感じました。
実際の洗濯工場もIT化が進んでおり、作業する従業員さんたちがPCを扱いながらタグ付けをして、実際のクリーニングも機械化してあり、仕分けもITがしてくれるというものでした。
クリーニングといえば、もっとアナログのイメージがありましたので、とても驚きました。何より驚いたのが、自社でクリーニングをするだけでなく、宅配クリーニングをインターネット上で取り扱い為のITのノウハウも他社に売っているとのことです。
すべてが流れ作業になっていて、とても合理的だと感じました。
二日目9/8、彦根地域おこし協力隊の久保さんにご案内いただきました。
一日目は、彦根にある企業を見学させていただくことによって、彦根で働く環境を教えていただきましたが、二日目は、彦根の暮らすということを色々教えていただきました。
まず朝食をとるために、久保さんも足を運ぶという、純喫茶という趣のメルカドという喫茶店にお連れいただきました。
マスターの人柄も気さくで、モーニングのピーナツバタートースト(すいません、本当の
名前は忘れてしまいました。。)をいただきました。
結構なボリュームでコーヒーも付いて600円という値段で、驚きの安さでした。
その後、私のパートナー藤村が、どうしてもひこにゃんを見たいとの要望もあり、彦根城に案内していただきました。
彦根城はもともとのお城をしっかりと保全しており、わたし自身彦根城に初めて行きましたが、歴史の流れ感じることができとても良い体験でした。琵琶湖と市内を一望できる景色も素晴らしいものでした。
彦根城を後にして、城下町のキャッスルロードを案内していただき、その後、江戸時代からの古い足軽屋敷が残る芹橋エリアに連れていただきました。
そこでNPO法人の大菅さんに、足軽屋敷の歴史的背景を教えていただき、地域に残る古いお屋敷を案内していただきました。
古民家を買い取り、修繕してそこでチョコレート屋やゲストハウスを開いているという
方たちもいて、とても趣がある家の生活が理想的に感じました。持ち主により取り壊される家もあるとのことですが、せっかくの歴史的な遺産なのにもったいないとも感じました。
その後、商店街にお連れいただきました。
古くからあるお店と、移住者の方たちが新たに作ったお店が共存していて、とても興味深かったです。
最後に、今回の体験のハイライトのびわ湖クラフトビール祭りにお連れいただきました。近江地方のクラフトビールメーカーが集っていて、クラフトビール好きとしましてはとても楽しいイベントでした。すごい暑さで野外のイベントにも関わらず、とても賑わってました。すべてのビールが個性豊かでおいしく、なおかつ、東京では考えられない価格のやすさで、とてもいい体験でした。
今回の体験で滋賀のすばらしい点を大変することができました。
出会った方々は全ていい人達で、図司さんも言っていましたが、控えめでアピールをしないので、わたしにとっては心地よい気持ちになりました。
このような、実際に住んでいる方による案内でなければ、生活の細部からみた視点での実感が得られなかったと思うので、今回ご案内くださった、図司さん、久保さん、大菅さんに感謝します。
ありがとうございました!