[しがレポ~甲賀編~]
[滋賀県甲賀市]
この度、このツアーを知ったのは、東京交通会館で開催された滋賀(信楽)の移住セミナーだった。甲賀忍者の里、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「スカーレット」の舞台となる信楽も甲賀市だ。
11/15~16、一泊二日で参加した甲賀ツアーの体験を紹介したい。
[一日目昼:かもしか荘~土山~]
JR貴生川駅に集合して、最初に訪れたのは、かもしか荘。ちょうど紅葉でシーズン眺めは最高だった。
名物のダムカレー。2種類あるが、今回は、鹿肉カツときびなごの唐揚げ、地元の野菜がふんだんに使われたもの!ボリューム満点。最高の景色を眺めながら食べるランチは格別。
この宿泊施設に併設した、オートキャンプ場も人気で、オフシーズンの冬でも予約でいっぱい。
この、かもしか荘の林社長のお話を聞ける機会もあり、土山の可能性と、熱い理念を聞けて、移住への期待も高まる。
とても印象的だったのが、地元の高齢者の人達がとても元気で、平日の昼間なのに、わきあいあいとゲートゴルフを楽しんだり、素敵なコミュニティの場になっていた。
過疎により小学校の閉鎖や、交通の便など、さまざまな問題をかかえつつも、地元の方々や従業員の方々と協力して、地元の人が主体となって土山を盛り上げ、地域活性に尽力されていて、今回訪問できたことは、とても貴重な経験となった。
[一日目夜:交流会]
地元の方々との交流会。地元の女性起業家、JAこうかの所長さんから、生の声を聴いた。
交通の面では、車がメインで公共交通は、十分ではないものの、大学とを結ぶ直通バスが開通しているようだ。夜道は暗いがその分、夜空の星は都会では見れない満天の星空だった。夜道は、人より野生動物のほうが怖いそうだ。
ピザ、近江牛をつかったお弁当、山椒のシフォンケーキ、地元のおかきは格別であった。
(近江牛を使ったお弁当/オートキャンプ場からみたかもしか荘と紅葉)
(澤善で陶芸手びねり体験/併設されたレストランで地鶏のとりすき鍋)
(陶芸の森 展示物/紅葉)
[二日目午前中:澤善で陶芸体験&ランチ]
初日の夜は、水口センチュリーホテルに宿泊した。ちなみに、このホテルは、前日訪れたかもしか荘の林社長が支配人をされていたホテルとのこと。ホスピタリィあふれる清潔で快適なホテルであった。
甲賀市の中心部である水口は、市役所やショッピングモールがあり、生活の拠点にもちょうどいい。築100年を超える古民家物件などもあり、住居兼カフェとして活用できそうである。
コーディネーターの安達みのりさんのご案内のもと、信楽へ車で移動。朝の信楽はとても寒いが、都会の無機質な寒さと違い、11月中旬、息が白くなるほど冷えるが、どことなく情緒と冬の訪れを感じる。
信楽の澤善さんに到着!今回は、電動ろくろではなく、てびねりで陶芸体験をしてみた。てびねりには、手作りの個性がとてもでやすく、とても味がある。粘土になれるまで、何度か作っては壊しを繰り返し、みんな思い想いの作品を作っていく。スカーレットの好影響もあり、焼きあがった商品の到着は少し時間がかかるとのこと。到着が楽しみである。
併設されている食堂で、地鶏をつかった鳥すき鍋をいただいた。途中、甲賀忍者もごはんを食べにきた!澤善さんでは、たぬき味噌やトマトを使ったスカーレットドレッシングなど商品開発もさかんだった。クラウドファウンディングで、地元のあさみや茶の商品を開発した女性起業家もいらっしゃり、信楽は女性が活動できる場があり、とても魅力的だなと思った。
[二日目午後:陶芸の森]
この日は、女流作家さんによる森のクラフトフェスタが行われていた。陶芸作品だけでなく、地元のお野菜や名産品の出店ブースもあり、ゴスペルや楽器演奏などライブも同時に開催されており、日ごろから甲賀は、マルシェが盛んというのもうかがった。世代間を超えて、地元の人たちが交流できる場が用意されており、とても魅力的である。今回は、都合が合わなかったが、信楽エリアには、美術館や博物館、おいしいタルト屋さんもあるそうなので、また訪れてみたい。
最後に、今回、このプランを企画し、貴重な体験をさせてくださった(株)いろあわせ、またコーディネーターの安達みのりさん、本当にありがとうございました。前向きに滋賀移住に向けて情報収集や、準備をしていきたいと思います。